昨年末にデュオ野営しました。
降雪地域にある無料キャンプ場。
あちこち雪が残っています。
春〜秋には混雑する人気スポットとは言え12月末なので我々の他には6組ほど。
今回の目的は買ったばかりのソロテントを試したかったからです。
いわゆるエントリーモデル。
色合いが決め手となって購入。安価でした。
テントの採用基準としては、
・色
・素早く設営出来る
・ダブルウォールに限る(結露しにくい)
・自立型=ドームテント(移動も楽々、乾かす時もひっくり返すだけ)
などがあげられます。
どこにテント張ろうかと色々見て、比較的トイレに近い場所を選びました。
他の人々は我々からはずっと離れた川の近く。
夕暮れ時には0度近くまで気温が下がります。
焚き火台にガンガン薪をくべていきます。
薪は買ったり拾い集めたりで後者がメイン。
日頃から色んな場所で集めて乾燥させたもの。
良く燃える木の目利きが求められます。
燻るだけで炎をあげない木ってのもありますから。
日暮になると一気に冷えてきました。
寒さ対策にバターとニンニクをたっぷり摂取することにして、ハンバーグと餃子。
どちらも近くの巨大スーパーで買ったもの。
ホットサンドメーカーでお手軽に。
寒い時は焚き火が楽しすぎて調理の時間が惜しくなるから簡単メニューで済ませます。
相棒はティピーにストーブをイン、幕内温度は20度越えで温室並み。そのおかげで近寄ってきた野良猫に侵入されたりしてました。
空を見上げると満天の星。天然プラネタリウム特等席。
バーボンをあおり、焚き火の世話をしながらとりとめのない話をしつつ、星を眺める贅沢な時。
これが目的なので野営に飽きるってことはないでしょう。
会社の忘年会などで『自分の機嫌を人にとってもらう』のを是とする人達の世話に明け暮れ疲れ切った心が浄化される感覚に浸りつつ、夜は更けていきました。
雪がちらつき始め、これまた良き風情。
気温は0度を下回りました。
結果的に身体を冷やすアルコールは飲みすぎないようにして、薪が燃え尽きるのを待って就寝となります。
シュラフに入るとすぐに暖かくなり熟睡。
むしろ暑いぐらい。
朝起きるとマイナス5度。
気持ち良い朝です。
ゴアテックスのシュラフカバーを結露に備えて用意しましたが、フライシートにはかなり結露してるのに対しインナーは全く無し。
今回の野営のこと知ってるキャンプ仲間に「寒くなかったの?」と訊かれましたが、答えはもちろん「イエス」。
服装はポリウレタンのアンダー(しまむら製)の上に軍モノのアンダーを重ね着してフリースをはおっただけ。
モコモコになるのが好きではないので薄くても暖かいウェアにこだわってます。
下はmont-bellのタイツにコーデュロイのパンツ、足元はワークマン系の店で買った厚めのウールソックス。
朝食はカップラーメンとインスタント味噌汁。
テントやシュラフを乾かしつつ、持ち込んだ薪を燃やし尽くし、野営地を後にしました。
帰宅後、妻に「風邪ひくよ?」と心配されましたが、逆です、逆。
※妻は枕が変わるとまともに寝られないと分かってから野営を卒業しました。また霊感っぽいものがあるのも理由です。
身体も心も温まるのが冬の野営なんです。