週末野営の記録

備忘録として色々書いていきます。

少し頭のおかしい私が選ぶテント

モンベル ムーンライトⅤ(旧モデル)】

私はキャンパーとしてはリターン組です(ごくたまにタープ泊はしてましたが※追記を参照)。

二十年以上我が家で保管してたムーンライトⅤは、加水分解により防水がダメになってました。

ポールや生地そのものは何ともないので、雨が降らない時は使うつもりです。友人は異臭がすると言いますが、私は気になりません。

選んだ理由。

色合いに一目惚れ。

周囲に使ってる人が多く、色々教えてもらったこと。設営は手早く簡単(月明かりの下、一人で五分は本当ですよ)。

結露が少ない。

……などの理由です。

野営を再開してみて、ソロだとムーンライトⅤ(4〜5人用)は少し持て余す大きさだと感じるようになりました。中で寝る時、広く感じるのです。

そこでソロ用テントの調達です。

私は長年に渡ってメインの趣味に人生のリソースをかなり使ってきました。それを許してくれた嫁さんには感謝しかありません。大勢の人と関わる趣味でもあるので、精神的な消耗が激しい時期もありました。

野営はサブの趣味。心の癒やし目的。コストはあまりかける気はありません。

(それ以前にぶっちゃけてしまいますけど、価格の差が機能・性能の差を反映してるの?と疑問な製品が多いですね。もちろんメーカーの規模が違えば生産数も桁違いってのは理解していますが。

その昔、ドラムをやってましたが、こっちは価格の差=モノの良さがはっきりしてました)

また、加水分解ですぐ寿命が尽きるモノ、本来は良いものを永く使いたい派の私ですが、テントは消耗品なんだと割り切りました。

ポリウレタンコーティングの寿命は2年〜5年と知った時の驚き。

そこで買ったのがこれ。

【カナディアンイーストのミニドーム200】

メーカーさんの公式画像ですが、廃版のためサイトからは消えてます。

選んだ理由。

テント設営するのに30分とか無理!

連泊するとかならそれでもいいんでしょうけど。自立型ドーム最高。

製造は野球用品メーカーのゼット。それならアフターサービスは安心だと。

フロア部分がPEクロス。安テントあるあるですが、ブルーシート素材だから防水完璧、タフなのもわかりきってる上に、グランドシート不要でも大丈夫。

ポールはグラスファイバーなのでアルミに交換……え?500gしか軽くならない?登山するわけじゃないからパス。

本体の生地はかなり薄いし、メッシュ部分も大きいのですが、−7度でも平気でしたので、合格。

そして次に。

【フィールドアのクロスポールドーム240】

またもや似たような色をチョイス。

これはジャバザハットみたいなシルエットというか、後ろに伸びたスペースに荷物を置けるのが気に入ったのと、シルバーコーティングされたフライを見て、暖かい〜暑い時期に使おうと思ったからです(もちろん冬も使えそう)。

ただ、どちらも意外と重い。4キロ弱。

これより軽いのとなると、インナーがフルメッシュのものか山岳用になってしまい、それはオーバースペックもいいところ。

いっそタープ+カンガルーテントスタイルにしたら、さらに荷物が軽くコンパクトになるんでない?と思案中ではあります。が、テントを幾つも持ってどうするの?と葛藤もあります。

※追記

タープ泊ならまだしも、以下のようなこともやりました。検証みたいなものです。

12月末、我が家の敷地内で、

・地面にグランドシート、その上にマット

アメリカ軍の極寒地用スリーピングバッグシュラフカバー 

・唯一剥き出しになる顔は、ウール製のバラクラバアメリ海兵隊が使ってるモノ)でカバー。

これだけで一夜を明かしたことあります。最低気温は三度か四度?だったと思いますが、熟睡出来ました。

この時思ったのが、「マットはもうちょい分厚いのがいいなぁ」。

地面にシュラフひとつでゴロリスタイルが理想なんです。まぁ日本では真冬以外は無理でしょうけど。

 

そして。

たまには少しボヤきます。

軍幕ぅ?

その昔、ミリタリーマニアの友人達が冬に第二時大戦ドイツ軍の格好してツェルトバーンを設営して、食器類からレシピも当時のものを再現して泊まり込んでましたなぁ(女子も一人いた)。私有地で。

遠くまで行って、アメリカ軍の人たち(在日米軍ではなくアメリカ軍マニアの人達ってこと)とキャッキャウフフやってたんですね。それが楽しそうでした。

私?やりませんよ。

ミリタリーマニアじゃありませんし、彼らを眺めてるのが好きでした。

旧東ドイツ軍のポンチョを三枚ほど持ってました。当時一枚五百円で売ってたんですよ。タープかグランドシートとして使えるかも?って。

結局使い道なかったので、誰かにあげました。木製ポールとペグは残ってますが。

テントとしては絶対ないわと思ってました。だって隙間があるから蚊やオメリカンシロヒトリやクマケムシやムカデやマムシやナメクジが入り込んでくる構造なんで無理!と当時は思ってたし。

そもそも設営に時間かかりすぎるから、林道探索ツーリングには不向き。

それがまぁ今の価格知ってびっくり。一万円近くになってますがな!五百円で投げ売りされてたのに!

私の頭の中はアップデートされました。

もしあの旧東ドイツ軍のポンチョが手元に残ってたら、格安でメルカリに出品しただろうな、と。

一枚千円(送料込み)ぐらいで。(それでも値切ってくる◯◯乞いはいるんだろうなぁ〜)

だって私には不要なもの。死蔵するだけ。それを欲する人のところへ行ってほしいと思いません?(何が何でも手放したくない人もいるのは知ってます)。

私は物欲に自分を支配されたくないだけ。

それだけです。