眺めの良い野営地が確保出来ました。
地主さんにOKもらえたのです。
「キャンプ?女連れ込んでやるのか?ひひひ」
地主さん……AVの見過ぎでは?
都合がつけば今夜にでもナイトチェックインで野営します。
絶賛野営中です
https://yumewa.hatenablog.com/entry/2024/02/11/164628
の続きとなります。
チェックインは15時。
心配していた雨は少し小雨がぱらついただけですみました。タープは不要と判断。
相棒氏は18時〜到着予定。
ここの山は倒木がたくさんあります。
持ち主である知人も山の手入れにはなかなか手が回らず、年数回の草刈りで手一杯。
ならば倒木は片付けましょう。
夕方〜深夜と翌朝〜翌昼まで焚き火するとなると、薪の消費もかなりのもの。
山へ入ります。雑木林なので比較的歩きやすい。
樹皮が剥がれ落ちた倒木(よく乾燥してる)を担いで焚き火予定地点へ、また山へ入りを繰り返しました。
直径15〜20cm、長さ2〜4mのものが十数本。
(集め過ぎた?!)
よし!焚き火だー!
燃やせ!
燃やせー!
『インディアンの焚き火』です。じわじわと薪を押し込み、火力調整する方式。本来の放射状に薪を組むと火力調整が大変なので画像のように組みました。
気温は7度。
あ……あたたか……いや、暑い!
直火>>>>焚き火台ぐらい差があります。
ちょろちょろと燃やすつもりが、高温になった熾火ゾーンは容赦なく近くの薪を燃やし、うっかりすると画像のように炎が大きくなるんです。こうなると炎が小さくなるように薪を離します。
リフレクターは不要でした。一旦は片付けましたが、風が強くなってきたのでウィンドスクリーンとして再び設置。
17時。
倒木担いで山の斜面を上り下りしたせいか、やたらと空腹感。
では夕食としましょう。
今日のメニュー『無水ポトフ』
※無水カレーの失敗から少し水を入れました
材料
・玉ねぎ 2個
・キャベツ ハーフカット
・ニンジン 1本
・牛すじ肉 250g
調味料
・アジシオ
・塩コショウ
・七味
料理する人はお気付きでしょう。
出汁となるものが無いことに。
ええ。
忘れてるんですね、コンソメを。
味見した時気がつきました(遅い)。
そして。
なぜベーコン、ウインナーを買い忘れたのか。
仕方ありません。
失敗料理のレスキューにペペロンチーノの素を投入。
ぎ、ギリギリセーフ?
いくらすじ肉が好きだからって何故選んだのか?!
真相の究明が待たれます。
18時。
家族で連休を過ごし、帰宅したその足で、相棒氏が駆けつけました。
野営【前編】そして私はテント本体を忘れる
https://yumewa.hatenablog.com/entry/2024/01/07/113309
この時、急遽不参加になった彼です。私と同じ「キャンプの目的は焚き火」の人なので、頭の中は焚き火でいっぱいだったとのこと。
「今日は寒くないですね」
「ええ。明日の予想最低気温も1度ぐらいですよ」
「氷点下にならないと寂しいですね」
と会話しながら焚き火の世話。
焚き火に専念できるよう周りには何も置いてないです。
三脚にランタン、クッカー類を吊り下げます。
もうひとつの三脚も。こっにはランタン、ウォータージャグ、カトラリー。
ランタンの下にあるので探すことはないし、移動も楽ですし。
遅いチェックインということで、相棒氏はツーリングドームをチョイス。
焚き火を眺めつつ、日付が変わり、眠くなるまでずっと話をしました。
部分的に抜粋しますと、
・仮面の忍者赤影に登場する白影の真似、そして金目教
・相棒氏はゲーセンで仲良くなった年上の友人に色々教えてもらい、色々連れてってもらった思い出
・ジャイアントロボのミサイル攻撃と大鉄人17のトランスフォームの真似
・怪奇大作戦のリメイクは仕方ないとはいえおとなしい
・ウルトラシリーズの猟奇回
タロウのアストロモンス回のラストシーン
レオのMAC全滅回
・やはりメカンダーロボやダイアポロンはご存知ない
・息子さんの誕生日プレゼントはガンダムMk-IIプラモ
・USJすごい
・子ども時代親から制限、禁止されたもの
お互い辛かったね
それを切り抜けるあれやこれや
・エイリアンシリーズ新作への期待と不安
・バルカン型ナーフは日本国内発売なるか?
私なら「プレデター&ターミネーターなりきりセットを付録にして10万円で発売
さらに警察署協力のもと、ターミネーター警察署襲撃シーン再現アトラクション付き150万円で発売
・相棒氏の奥様は仮面ライダーエグゼイドの大ファン
・スペースバンパイアのおっぱい
・我々が生きてるうちにFSSとガイバーは完結するのか問題
・ジムニー、実は悪路にそう強いわけではない問題
・ウニモグが最強かもしれない問題
・愛国戦隊大日本
倒木達はよく乾燥していたのもあってよく燃えましたし、夜中にさらなる倒木を求めてライト片手に拾いにも行きました。
そして就寝。
起床はなんと8時。
ここまで寝たのはお互い初めて。
相棒氏は土曜USJにて20Km歩いて、私は土曜ゴルフでクタクタだったことの影響でしょう。
心地よい朝。
昼までのんびりして帰路に着きました。
野営最高です。
※情報を求めて来られた人のために
知人の山で野営させてもらっていますが、山であったらどこでも野営に適しているわけではありません。
ここは田畑があった場所なので平地部分があるのです。それ以外はわりと急な斜面。
必ず下見が必要です。
それと気をつけてほしいのが、田舎あるあるで地主さんからOKもらって野営していても、近所に住む人が通報でもしたらアウトです。
大半の人はとやかく言いません。普通です。
ですが、中には「とにかく余所者が気に入らない」という人がいます。
こういう人がいたら諦めてください。
地主さんがその土地の住人でない場合、そのリスクは高まります。
なので私有地であっても極力人目につかないような配慮が必要です。これ大事。
地主さんにOK貰ってる山の中。
直火が暖かいを通り越して暑いぐらいなので、リフレクターは片付けました。
私も1メートルほど離れた位置に座ってます。暑い。
何かの記事で「キャンプって食っちゃ寝して不健康になる為に遠くへ出かける遊び」という意見を目にしたので、焚き火の位置と車、テントを離しました。
何か必要になる度に歩きます。
実際、キャンプ(野営)は食っちゃ寝しかしないのですが、補給カロリーが多めになりがちなので、カロリー消費を増やそうという狙いもあります。
また薪となる倒木集めに山へ登り、担いで下ってきてを何往復もしています。
「テント、こんなにいらんやろ」。
一応説明を。
※右下より反時計回りに。
【ムーンライトⅤ】
20年以上経ってPUコーティングもシームテープも寿命を迎え、雨の日は使えなくなりました。
ただ設営は早く出来るし、広々と使えるので、まだまだ現役です。
ペグを打つ必要がないので(台風でも来ない限り)、ペグ打てないor打ち辛いシチュエーションでは出番です。
【ミニドーム200】
名前こそ「ミニ」ですが、実はこれ、ムーンライトⅤ(5人用)に次いで室内が広いのです。
200cm×200cmと正方形、室内高も125cm。
またフライやインナーの素材もムーンライトに次いで良いモノだと、後に買ったテントと比べてよくわかりました。
フロアがPEクロスなのでグランドシート要らずなのがありがたい。
折れる(裂ける)リスクのあるグラスファイバーポールも明後日アルミポールに換装します。
これもペグは打たなくても基本大丈夫です。
ショックコードのテンションが弱く、スリーブに通している時に結合がすっぽ抜ける点と前室が無いのが×。
【クロスポール240】
で、前室が広く、陽射しが強い季節用に、というわけで購入。
フライの裏側にはシルバーコーティング。遮光性は高いです。
前室も広く、満足しています。
画像で見て左が出入り口と前室、右は室内が延長された形で、他には見かけないデザインです。
画像の角度から見ると美しい。
台形みたいな六角形なのでグランドシート探しが大変でしたが、先日やっと解決しました。
【青空P2】
一体型ポールだからムーンライトみたいに素早く設営出来そう!と購入。
確かに上の2つより時間はかかりません。
買った後で赤×白のカラーリングが気に入りました。
ほぼメッシュのインナーなので寒い季節はどんなもんかいな?と不安でしたが、他のものと比べても変わりません。
純正グランドシートがペナペナの頼りない素材なので、別途グランドシートを敷いてます。
前室も広く、出入り口が前後にあるので使い勝手は◯。
懸念事項。
ムーンライト以外の耐風性が気になります。
まぁまぁ大丈夫でしょうけど、青空P2は弱そう……。
※はてなブログって「コメントはタブー」という風土なんです?
基本、野営では簡単なものを食すのですが、たまに手間暇かけたメニューを食べたくなるんです。
そんな時は自宅で私が作ります。
リハーサルです。
審査員は妻。
彼女はメシうま女房。
娘としみじみ語り合ったこともあります。
「メシうま女房だから我々は幸せだな」って。
長女は料理好きな彼氏のおかげでほぼ何もしません。
次女は妻に習いつつ色々料理を作ります。
『暗殺者のパスタ』
パスタを折るのはNGってことですが、そこまでデカいフライパンは我が家にはありません。
パスタを二つに折ります。
イタリア人シェフに怒られますけど。
途中水分が不足気味になり、ミニトマトとケチャップを追加。
結果。
「美味しいけど、あと一歩何かが足りない」by妻
うーむ
パスタが多すぎたと思われます。
『無水カレー』
玉ねぎを大量に使ってその水分を頼りに煮込んでいくカレー。
はははっ
鍋の中を見なかったので、途中水分が無くなり、焦げ付きました。
無事な玉ねぎをレスキューして、水+日本酒を投入して煮込み直します。
七味、ブラックペッパー、豆板醤、生姜、ケチャップ、ソース、マヨネーズ、あらゆる調味料を少量加えて完成!
「美味しい」by妻
が。
食べ進めるうちに、妻も私も鼻水と汗が止まらなくなりました。七味を入れすぎたかもしれません。
気ままな料理修行は続きます。
10年以上前、プリムスのスパイダーキットを使っていました。
テーブルの上とかでガスバーナーを使う場合、バーナー+OD缶でそこそこな高さになり、その上にクッカーを載せると、今ひとつ気持ちが落ち着きません。
こんな感じ。
↑500缶を使ってるのもありますが、かなりの高さ。
実際この時も、画面右側に移動した際、クッカーの取っ手に左肘が当たって……ダバァしました。
加えてじっくり煮込んだりすると、クッカーからの輻射熱によってガス缶がかなりの温度になり(余程でないと爆発しないでしょうけど)、これまた精神的によろしくありません。
スパイダーキットは、MSRなどのガソリンバーナースタイルにするものです。
↑こんな感じですね。
↓こうなります。
こうすると安定感が増して、ガス缶が熱くなることもないわけです。
重宝していましたが、いつの間にか行方不明に。
物置の奥深くに埋もれているかもしれませんが、やはりガスバーナーを使う時は高さを低く抑えたいので、もう一度購入しようと探していると……
どうもガス検に引っかったそうでずっと前に廃盤になっていました。残念。
しかも不人気製品だったそうです。
えー?!
で!謎ブランドのものを見つけて即!購入しました。
脚が二段階の高さになるのと、ボンベ側に開閉バルブがあるという優れもの。
昨夜は作動試験。
焚き火が出来ない時、手早く調理したい場合に頼らせてもらいます。
さて話は変わります。
この記事にて私が「キャンプ講習会」に驚いた理由。
調べたらキャンプインストラクターって資格もあったりします。びっくりですわ。
常々野営しながら友人と「キャンプほどハードルの低い趣味はないよね」と話してるからです。
キャンプ、言い換えれば「外で寝るだけ」。
もう一度言います「外で寝るだけ」。
特別なスキルも習得しなけりゃならない技術も不要です。
多分好きな人は「気がついたらキャンプしていた」だと思うんですよ。
興味・関心のある人は日常からそういう情報に触れ、内部で情報を蓄積し準備を進めてる感じ。自然な流れ。
ではハードルが高く感じる人は?と考えたら、おそらくですが「流行ってるみたいだし、やってみよう」ってパターンかな?と。
今まで何の興味もなかったことを始めるってのは、そういうもんです。
で、始めてみて何かの目的(動機)を見つけた人は続けるでしょうし、見つからなかった人は去っていくでしょう。
この記事で書いた通りです。
加えるなら、焚き火しながら色々な話をするのが楽しみになっています。
野営地探しも楽しいです。どこまでも走っていきます。
薪拾いで山の中を探索するのもかなり面白いです。きのこ狩りみたいな感じ?
私が野営に飽きる日は来ないと思います。