昨年と同じ場所、昨年と同じ相棒で年末の野営をしてきました。
年の瀬に気持ちよく野営に行かせてくれる互いの奥様には感謝です。
道程の半分ぐらに差し掛かった時。
忘れ物に気付きました。
メインとなる焚き火台……。
仕方ない!
車に積みっぱなしにしているパチグリルとネイチャーストーブがあるだけマシ。
これらで暖を取るしかありません。
木の枝がたくさん落ちてる場所へ寄り、薪集め。
そしてノコで切断。
気温は15度。汗だくです。
寄り道したので急ぎます、ナビの到着予想時刻を1時間半ほど短縮する運転で。
ええ。
若い頃、主に足回りを弄った車で夜な夜な峠を走り回ってました。
この時の経験で今も役立っているのは、荷重移動(アクセルワーク・ブレーキング)と車の限界より自分の限界が先に来るというのを知れたこと。
田舎にある野営地、通過するところも田舎なので交通量が少なく、快適にドライブ。
どれぐらい田舎かというと、日中ニホンザルが堂々と道路を横切ったりするクラスの田舎です。
17時に現着。
昼に現地入りしていた相棒氏がいつものスタイルで寛いでいます。
相棒氏は焚き火が大好き、私と同じ。
そしてキャンプ道具を買っては満足度を高めるために、すぐに上位互換とも言えるものを買っちゃう人です。
例。
今回新しいチェアを投入とのこと。
ゆったり型なものですが、シート生地が難燃素材だからと新たに購入したそうです。
前に待ってたものとほぼ同じ。
「でも難燃ブランケット買ったから意味ないんですよねぇ」
「キャンプ道具は一通り揃ったから、買い物は無いはずなんですがねぇ」
彼はそう言いますが、私は終わらないと思ってます。
私もそうなんですから。
テント、5分で設営出来ました。
今日は地べたに寝そべりスタイルです。
設営後もひたすら木の枝を20cmぐらいにカットしまくり。
そして点火!
ネイチャーストーブの方には炭の火起こし、湯沸かしの役割をしてもらいます。
やれやれ。
月が明るい夜です。
夕食はパックおでんにパックご飯を入れて簡単に済ませます。焚き火がメインですので。
昨年は10組以上はいた野営地(春〜秋は賑わう)ですが、今年は我々含めて5組しかいません。
暖かい年末で楽勝な冬キャンプ(明日の予想最低気温はマイナス1度、昨年は残雪もあり、夜半には雪が降り、朝はマイナス5度)だというのに。
テントから少し離れたところで焚き火します。
今回持ち込んだ薪はよく爆ぜました。怖いぐらい。
消火用水は10リットル以上もちこみ、あらかじめ周囲に水を撒いておきます。
2人ともウイスキー。
相棒氏は湯割り、私はストレート。
山々話をしながら焚き火の世話。
湯たんぽを予めシュラフに入れます。
20時。気温は3度。
フライシートが凍りついてます。
見上げると満点の星空。
煤の匂いと煙、焚き火の熱、じんわりと寒さに包まれ、ウイスキーを飲りながらの時間。
最高です。
次回の野営地についても話し合い、幾つか候補が出たものの決定は後日の流れになりました。
・某有名野営地
・海岸
・新たに地主さんがOKくれたとこ
キャンプ場は全て調べましたが、チェックイン・アウトの時間が厳しかったり、
ロケーションと料金が合わなさ過ぎたり、
キャンプ場から民家が丸見えだったり、
携帯が圏外だったり。
我々は早朝にチェックインさせて欲しいし、ゆっくりチェックアウトしたいだけ。
設備としてはトイレがあれば充分。
難しいもんですね。
太い薪は横乗せしました。
夜がしんしんと更けていき、寒さが冷たさに変わる頃、薪を燃やし尽くしたので就寝となります。
1時でした。
目が覚めたら7時。
またも熟睡。
相棒氏は既に朝食を済ませたとのこと。
オリーブオイルで目玉焼き。
そしてパックご飯を湯に浸し(湯煎だと30分かかる)、インスタント味噌汁を複数投入した後に秋刀魚の缶詰と焼き鳥の缶詰を。
味見。
不味くはないけど何とも締まらない味。
やはり減塩味噌汁はイマイチですね。
専売公社が販売している白い粉をふりかけ、七味をふりかけて無理やり味をまとめます。
まぁ何とかなりました。
もっとマシなもん作れるようにしなくては。
あとはのんびりくつろぎタイム。
見渡してみると、撤収するのか我々含めて3組。
新しくきたのが2組。
年越しキャンプってのもいいね、などと話しつつゆっくり撤収。
相棒氏は私の道具が彼の半分、撤収時間も半分以下なのを眺めながら、
ドームテントに戻るべきか検討していました。
私は道具は足し算ではなく引き算をする方向にしています。ごちゃごちゃしたら忘れ物も比例しそうですし。
メインの趣味の方も増やせば際限なく道具が増える類いのものですが、長年かけて減らしました。
今ではさっと車に積み込み、帰宅後短時間で降ろせます。
帰ってから疲れるってのもアホらしいから。