週末野営の記録

備忘録として色々書いていきます。

轟音 雨 ソロ野営

https://yumewa.hatenablog.com/entry/2024/01/31/144129

予定は未定。この↑記事を書いた後少し迷いました。

「最低気温4度……雨は別にいいけど、あまり寒くないな。インナーシュラフの検証になるかなぁ……」

冬季の野営がメインとなる私。

理由は

・焚き火を楽しみたいのに暑いと死ぬ

・虫、蛇がいない

・暑さはどうしようない

・食材の保管が楽

 

「氷点下でもぬくぬくと寝るため」システムの検証なので、氷点下にならないと確かめようがないわけです。

 

結局決めたのは昨日の午後、つまり出かける直前。

「焚き火したいから行くぜ」

 

そして。

私がキャンプ場を避け、野営を選択する理由のひとつがこれです。

「よし!行くか」と思いついて、すぐに予約が出来るのか?ってところ。

冬ならいいでしょうけど、世間一般のキャンプハイシーズン(春、秋)は無理でしょう?

【ひとつの例】

以前予約したキャンプ場は、

・予約はメールのみ

・返信来たのは3日後

と言う有様でしたから無理ゲー。

まぁ市営キャンプ場とかだと連絡入れておけばOKってところもあるにはありますが。

だからこそ

「よし!今から行くか!」ってなった場合、

エクストリーム野営 前編

https://yumewa.hatenablog.com/entry/2023/11/03/050029

……野営に限ります。

キャンプ場に泊まるにしても21時〜にチェックインはちょっと……。

他のキャンパーさんに迷惑すぎます。

 

思ったより雨が降りそうなので場所を変更しました。

夕方現地着。

薪拾いに行くぜ!

買った薪を用意していますが、その辺で集めた薪がエモいと感じる私です。

また、薪拾いに歩き回るのも楽しいのです。

倒木がありました。桐っぽい。硬く重く、よく燃えてくれそうです。

そのままでは車に入りませんので、まずは背負い投げ!

地面に叩きつけましたが、折れません。残念。

ノコギリで三分割、車に積み込みます。

 

テントは新幹線の高架下。

少しは雨除けにはなりましたが、新幹線が通過する時の爆音轟音。

以前、高速道路の高架下で野営したことありますが、上から水が滴るのは橋脚側だけ。しかし夜通し車(特に大型トラック)が通るので、どちらも一長一短です。

 

そのうち慣れました。

在来線と違って深夜〜早朝は運行してないですし。

グランドシート(ロゴス)とユタカシート、PEクロス(ブルーシート素材)の二段構えで雨に備えます。

このテント、設営に一番時間がかかる。

なので時間的に余裕がある時に使います。

地面がアスファルト並みに硬い!

半分までしか打てん!

ペグ8本で手首が痺れました。

 

新しく買った両面銀マット。サイズがこのテント(五角形)にもどんぴしゃり。

これまで使っていたDAISOの銀マットは別の役割に赴きました(テントを保管するプラボックスの内側に貼る断熱材)。

マット。3cm。

イスカのシュラフにフリースインナー(コールマン)を入れて、封筒型シュラフ(ロゴス)を布団がけ。

思うに−36度対応のを持ってますが、使えるシチュエーションはごく僅か。ニッチです。

標高2,000m、吹きさらしの山で吹雪の中、とか。

このようにスリーシーズンシュラフを主軸に組み合わせで対応した方がいいよなと思う今日この頃。

暖かさの要点は空気の層を増やすこと。

焚き火だー!

燃やせ燃やせー!

おらおらー!

 

予定していた無水ポトフはやめて、鳥の胸肉をひたすら煮込み、オニオンスープで味付けとしました。

ライスは無し。

 

新幹線が通るたびにボタボターって打ち水みたいなのが降ってきて、風向きが変わるたびに雨が降り込んできます。

野外活動ですから雨(水)に濡れるのはつきもの。

濡れて困るものはしまっちゃう。

そのための収納アイテムは全て防水のもの一択。

スタッフバッグ、ガイロープ、シート類はたくさん用意しておいた方がいい。

これをキャンプ経験が少ない人に話したところで、理解してもらえないもどかしさ。

 

 

テント周りはシンプル、やることもシンプルに。

焚き火台以外、置いてるものはこれだけです。

右はペグケース、中には焚き火関連、ガスストーブ、アルコールストーブ周辺のものを収納。

 

雨は明日午前中まで。撤収も短時間で済むように。

 

https://yumewa.hatenablog.com/entry/2023/10/09/073437

この時一緒に野営した彼が父親と一緒に遊びに来てくれました。

彼の父親は元々、私の友人なんですねー。昔は彼も一週間ぐらいの連泊ファミキャンしてました。

大雨でも台風が来ても、ニコニコしながら。キャンプ場の管理人が感心していたそうですから。

で、私の影響でソロ用テントを買ってリターンする予定なのですが、寒さに弱いので春まで待機。

3人で色々と語り続けました。

YouTubeのキャンプ動画見て思ったんだけど、なんでみんなメスティンなの?」

「昔のオートキャンプブームの時は、ホームセンターやアウトドアショップで買い物をしたからコールマンやキャプテンスタッグが溢れたけれど、昨今まずお手本にキャンプYouTuberを見て始める人が多いから……」 

以下、再生数が4桁以下、普通の人っぽいYouTube動画を3人で見ながらあれやこれやと話。

※カッコ内は我々の感想です。

 

フェザースティック作れ!

(いや着火剤でええねんで?)

(時間が無限にあればやるかも)

 

メスティンで炊飯しろ!

(普通のアルミクッカーで炊けるよ?)

 

スキレットか鉄板で肉を焼け!

(野菜も摂ろうな?)

(普通の料理してる人のは参考になるね)

 

コーヒーの淹れ方に凝れ!

(紅茶や日本茶を好む人いないの?)

 

バップテントかワンポールテントな!

(DCブランド台頭の時代を思い出すなー)

 

キャプテンスタッグ?そんなものは存在しない!

キャプテンスタッグは偉大なり)

 

ピコグリルで焚き火しろ!

(ほんま右へ倣え!感がすごいなー)

(自分の好きなん使えばええやん)

 

シングルバーナーはSOTOな!

(何かの宗教なん?)

(プリムスやEPIを知らんのやろか)

(CB缶は寒い時、OD缶に及ばないからなー)

(寒い時はガソリンバーナーが欲しくなるね)

 

オイルランタン使え!

(まぁうん、私も欲しいよ。常夜灯に)

 

とにかく道具をたくさん揃えてテント周りに並べろ!

(いや別に……)

(テント含めて設営・撤収に1〜2時間はザラらしいでっせ)

 

 

形から入るのは普通のこと。

そこから回数を重ねていけば、それなりに自分のスタイルになっていくでしょう。

 

ただ。

https://m.youtube.com/watch?v=Hq9KK5B0i5Q

この人みたいなスタイルの方が、楽しい結果になる気がするのですが(この方、肩幅、手を見る限り男性のようです)。

実際、私も釣りする人のキャンプ動画をよく見ます。そっちの方が面白いから。

これ以外にもディープな話題を色々と。深夜まで。

焚き火の世話しながらの四方山話、最高です。

彼らが撤収すると、私もそのまま就寝。

集めた薪約5kg、買った薪5kg、燃やし尽くしました。薪の種類、質にもよりますが10kgが目安だなと。

翌朝の最低気温は4度なので朝の焚き火はいらないでしょう。放射冷却もないですし。

 

シュラフに潜り込みます。

おほぅ!

気温が大して低くない(5度)こともあって、ぬくぬく。むしろ暑い?!

掛け布団にした封筒型シュラフは省いてもいけますね。

ただもうちょっと寒くないと……物足りないなと。氷点下が恋しくなってる自分がいます。

 

テントに当たる雨音。

それを聞きながら微睡むのもなかなか風情があります。

 

起床。

7時ですね。

気温は2度。

目覚ましは新幹線の爆音!

外に出てみるとテント周りは水溜り状態。

しかし水が滲みてくることは一切無し。

このテント、フロアが頼りない薄々の生地なので、少し心配でしたが、さすが俺たちのフィールドア。

ミルクティー飲んで撤収開始です。

調理、照明、その他テント内で使うもの全てこのバッグに放り込むだけ。

思った以上に早く片付けが終わりました。

 

フライシートとグランドシートはビショビショ、友人が所有する倉庫に持ち込み、そこで干させてもらいます。ありがたや。

あとはインナーテントを車の中に広げてエアコン全開。

帰宅する頃には乾きました。

雨の日はシンプルにすれば、手間取ることも疲れることも有りません。

 

野営、最高です。