※タイトル変更しました。そもそも野営にチェックイン時間などないのでレイトではなくナイト
今回の野営は色々と目的がありました。
【新しく買ったテントのテスト運用】
【最低気温0度環境での寝具周り】
【道具の更なる選別】
そして
【焚き火を思いっきりやるぞー】
チェックインが少し遅くなるのは分かっていたので、近くの野営地を選択。
自宅から車で10分ほど、新しく見つけた場所。
19時30分 仕事終了。
20時 友人のところへ。
21時 帰宅。
21時30分 出発。
21時40分現地着。
まずは設営です。
モンベルのムーンライトシリーズのように手早く設営出来るものを!と探していたところ、このスームルームの青空2Pを見つけました。
ポールは一体型、ガイロープは不要となれば「ムーンライトと一緒やん」と期待は高まりました。
ただし。
テント本体がほぼメッシュなのでレビュー見ても「冬は厳しいでしょう」というものばかり。
氷点下10度以下の環境ならそうかもしれませんが、私は温暖な地域在住、複数ある野営地もそこまで寒くはありません。
なら大丈夫では?と検証することにしました。
想定通り10分以内で設営完了。
プロセスはこれだけ。
①グランドシート広げる→②本体を広げる→③ポール起動(ムーンライトを所有する方なら分かってもらえそうですが、収納袋から出した途端に意志があるようにカチャカチャっと立ち上がるんですよねぇ)→④ポールを本体・グランドシートに固定→⑤フックかける→⑥フライシート被せる→⑦完成!
一般的なドームテントのようにクロスさせなくていいので、あっという間です。
小さいけれどすごく明るいライトとランタンの二つで快適に作業出来ました。
マット、シュラフなどをテント内へ。
うわぁ……テントの中に入ると見えるのはフライシートの裏側ってのも新鮮といいますか、なんともいえない気分。
夕食は家で済ませたので、酒のつまみとしてローソンの冷凍ホルモン鍋。
ラージメスティンに放り込んだら……はみ出ましたな。
ウィスキーをやりつつ(私はストレート、NOチェイサー派)、焚き火タイムです。
7月や
夏の野営してるよ
https://yumewa.hatenablog.com/entry/2023/07/16/114423
9月の
野営中です
https://yumewa.hatenablog.com/entry/2023/09/18/110854
我慢大会みたいな野営を思い出します。あの小さなネイチャーストーブに火入れするだけで噴き出す汗。
焚き火を楽しめる冬、どんどん野営します。
直火の暖かさは薪を立体的に組むことによると知り、薪を縦にしてみたら確かにいつもより暖かくなりました。
この為に野営してるんですから存分に堪能。
仕事の疲れが融解していくのを感じます。
わりと明るい夜ですのでランタンは消しました。
焚き火にあたってない背中が寒くなってきて、こうなる時の気温はだいたい0度。
ちょうど薪を燃やし切ったので就寝、予想最低気温はマイナス1度。
インナーはメッシュのテント。タープ泊に近い。
それに対する私の備えは、
【服装】
・アンダー
モンベルのジオライン上下(一番薄いやつ)。
上だけアメリカ海兵隊のフリースアンダー(薄手だけどすごく暖かい)。
その上にフリース。
・ボトム
BDU。要は迷彩服です。と言っても実物ではなく、レプリカ。ポケットの配置など、どう考えてもキャンプ向き。
あとすっごくタフです。少々では破れません。
・ソックス
ウール製。
・頭
これまたアメリカ海兵隊御用達のバラクラバ。レーヨンとPBIという難燃加工された繊維の混紡です。
【寝具まわり】
イスカのアルファライト500 。
その中にポンチョライナー。
(詳しくはこの記事に書きました。https://yumewa.hatenablog.com/entry/2023/12/14/212219)
ロゴスの封筒型シュラフを今回は掛け布団方式で。
キャンプ道具で一番コストかけるべきものは、シュラフとアンダーウェアだと思います。
その他のもの、例えばテントはまぁお好きならどうぞって感じ。
安価なものが高価格なテントに比べて価格差ぐらいの性能差があるかといえば「NO」だから。
5年もすれば加水分解でダメになるPUコーティングのテントは消耗品、なら安価なものでいいと私は割り切ってます。
シュラフは人によっては日常で使う場面もあるでしょうし、アンダーウェアは普通に日用品です。
今回の新兵器・DAISOで買った湯たんぽ(樹脂製、容量610ml)。
既に自宅で実験済み。窓全開、4度の部屋に置いたシュラフに入れておき、しばらくしてシュラフに入ってみたら!まぁ暖かいこと!
先にシュラフの中へ放り込んでおきます。
これを買ったのはロゴスのケトルの容量に合うからで、2リットルクラスの湯たんぽだと湯沸かしに追われるからパスしました。
ケトル、やっぱり買って良かったです。湯たんぽに注ぐのにうってつけ。
シュラフに入ります。
「あ、暖かい!炬燵みたい。すげぇな湯たんぽ」
足元に配置してそのまま爆睡となりました。
3時に尿意で目が覚め、湯たんぽが人肌ぐらいの温度になっていました。
よし。再度湯沸かし。
前室が広いので楽ちんです。
フライの内側、全く結露していません。湿度が低いから?でも川のすぐそばよ?
それとそれなりに風が吹いていますが、テント内では感じられません。
ふと疑問。
試しにタバコを喫ってみて、煙がどう流れていくかを観察しました。
結果としてベンチレーターの方へ行くでもなく、室内で喫煙したように煙は漂ってます。
前室ではフライの隙間からの入り込む風で流れていきました。
なら風あっても大丈夫だと思うと同時に、逆に考えると暖房器具による一酸化炭素中毒のリスクがよくわかりました。
ベンチレーターがあっても空気が順調に循環しているとは限らないのです。
ほぼメッシュのテントですらこうなんですから……。
7時起床。マイナス2度です。
結露どころか、触ってみても湿ってない。
近くで枝を拾い集め火を起こします。
朝食。
まずスペイン風目玉焼き。焼くというよりオリーブオイルで煮込みます。
レシピの参考元は後述します。
すごく美味!
あまりに美味しいのでおかわり作りました。
そしてスリランカの伝統料理(嘘です)。
スリランカカレーに卵とご飯を混ぜただけなのですが、「虚無!」って唸ってしまうほど美味でした。
キャンプ料理の参考ににするため、色々とYouTubeを見ていますが、お気に入りチャンネルを貼っておきます。
※モバイル版のURL
悪食プリンセス グラトニーヌ
https://m.youtube.com/@Guratoniiiiiinu
おろちんゆー氏のフォロワーですが、魚料理をする時のために見ています。何より面白い。スズメバチも食べてますね。oh
野食ハンター茸本朗CH
https://m.youtube.com/@hunter.takemoto
いくつかは実際に食べてみました。
リノキャンプ RINO CAMP
https://m.youtube.com/@rinocamp
スペイン風目玉焼きはここを参考にしたのです。
ファビオ飯/イタリア料理人の世界
https://m.youtube.com/@chef_Fabio
暗殺者のパスタはここを参考にしました。
まぁパスタは折るんですけどね(イタリア人シェフに怒られる)。
キャンプ系YouTuberはほぼ見ないですねー。飯食ってるだけだし。それより「キャンプそのものが目的ではない人」のキャンプ動画が興味深いです。
右のチタンダブルマグはスノーピーク、もう20年以上になります。日常でも使っていますが、取っ手の溶接、ビクともしない。さすがスノーピーク。
(テントは知らん。金属加工が本業でしょ?)
晴れてきました。
冬の朝はいいですね。若い頃は冬が苦手でしたが、最近の暑さに辟易してるのもあって、冬の方が好きになりました。
いくつかの道具がリストラです、もっと「焚き火を楽しむこと」に集中出来るように。
それとこのテントの重量は約2kg、あとはシュラフをダウンにすれば徒歩キャンプ出来そうです。
冬の間に徒歩キャンプの練習兼ねて色々試してみようと思ったのでした。
野営は気楽でいいです。
キャンプ場ガチャで失敗ってこともありませんし。
何よりふと思いついた時にすぐ行けるってのが、良いではありませんか。