https://yumewa.hatenablog.com/entry/2023/10/21/233304この記事の画像付き備忘録となります。
【完ソロへのハードル】
私は自分以外に一人でも誰かがいたら怖いものはありません。ですが、一人きりとなると……ビビりになります。
YouTubeにある「キャンプにまつわる怖い話」朗読などを聞きながら寝落ちしていますので、それを思い出したりするわけですね。
一方で、
https://yumewa.hatenablog.com/entry/2023/10/06/204226この記事にあるように、徒歩で移動した場所での野営をすごくしたいわけです。
そうなった経緯を簡単に。
私が野営候補地を色々探してるうちに、野営を一緒にする面々からは
「トイレがないと……」
「車横付けでないと……」
「膝が痛くて……」
「スノピの焚き火台が重いんです……」
との主張。
場所によってはソロ確定となりました。
車横付けできる場所ってのは、他の人にとってもアクセスは容易。実際、ある野営地には、バードウォッチャー、ハイカー、ライダー、バス釣りの人など結構な人数と出くわします。
朝の目覚めが人の足音や車のドア開閉音てのは何とも風情がなさすぎて、私は萎えるわけです。
しかしいつまでもビビっていては前へ進めませんので、とりあえず車横付けの環境でソロ野営をしようと、今回のレイトチェックインを決めたのでした。
獣(猪など)に関してですが、心霊ほど怖くはありません。
友人から夜中にテントの周りをフゴフゴ鳴きながら徘徊する猪の経験談とか聞きますが、
あちらからしてもわざわざリスクあるのに人を積極的に襲うってことはないと思うんです。
それと食べ物の匂いをさせてたら寄ってくるのは自明の理、対策すればいいだけですので。
【レイトチェックインに備えて】
このテントを選んだ理由。
当初の予定地は秘密でもなんでもない無料野営場だったので他のキャンパーを想定してました。
かなり遅い時間にチェックインするわけですから、ペグ打ち不要で素早く設営できるもの、またフロア素材(PEクロス=ブルーシート)のおかげでグランドシート不要、という点です。
このテント、エントリーモデルにしては本体やフライの生地が上級モデルと変わりなく、色々気に入っているんですが、一つだけ困った点があります(他のテントを見ても同じパターンが散見されます)。
入り口から見て両サイドのフライが本体にくっつくように垂れ下がるんですわ。雨漏りの原因になりかねませんので、シートクリップでテンションかけました。
夜中に突然の雨。充分ありえます。
道具は絞りに絞ってリュックやバッグに収納してたのですが、クッカーと食材を忘れてしまいました。
道中タバコを買うために寄ったコンビニで「夜食になるかも」と買ったワンタンスープが唯一の夕食となりました。
あまり空腹ではなかったのでヨシ!
それとガスストーブとそれ専用にしているクッカーを車に常備していたのが幸いしました。
私にとって深型クッカーは湯を沸かすぐらいしか使い道がないので、ドライブ途中のコーヒータイム用にでもと車に積みっぱなし。
捨てる神あれば拾う神あり?
川のせせらぎが聞こえるので割と気が紛れますが、プリムスの燃焼音(人工音)は安心感を与えてくれます。
※夜は焚き火が楽しすぎて撮影してませんでした。
薪を拾う時間はそう取れないのでネイチャーストーブの出番。その辺に落ちてる小枝をパキポキ折って燃やすだけ。
小さな焚き火ですが、充分な焚き火です。
獣除けに喫い終えたタバコも燃やします。
ベトナム戦争でアメリカ兵はタバコの吸い殻を浸した水を足元に塗布して蛇避けとしたエピソードから、
たとえ喫煙者でも不快に思うタバコの吸い殻から発生する匂いは、人よりもっと嗅覚が良い動物に効果があるのでは?という仮説からです。
パチゴールゼロは木から吊るして常夜灯にしました。サブランタンは全てDAISO。これらで充分です。
盆踊り会場にする気はありません。
テント前室から。常夜灯で月明かり程度には明るくなっています。
タバコは入口から頭を出して前室を喫煙スペースに。
もっと寒いかと思ってましたが、モンベルのスーパーバロウバッグ#4だと暖かすぎました。
熟睡です。そのおかげで
明るくなってから目が覚めました、夜明け後に目が覚めるのは初めて。
夜明け前からこれぐらいの時間が野営で一番好き。
徐々に陽がさしてきます。
朝靄のように見えますが焚き火の煙。
紅葉の気配。
最寄りのコンビニが車で15分の距離にあるので朝食の買い出しをしてきました。
爽やかな風。気温は8度。先月ここで野営した時は汗だくでした。やはり暑い時期は避けないと。
https://yumewa.hatenablog.com/entry/2023/09/18/110854
幸せなひととき過ごした後は撤収。テントやシュラフはすぐに乾き、のんびり片付けて昼前に帰宅しました。身軽、これが一番だとつくづく思います。