風が割と強く、明日の午前には雨予報。
どうするかなと迷ってましたが、新しい焚き火台を試したいし、焚き火を愉しむには寒くないと……。
よしっ!行くぜ!と昼には決めてました。
21時に自宅を出て22時前に現着。
場所はこの前偵察兼ねたディキャンプしたとこ。
またしてもこのテントの設営に手間取りました。
新しい焚き火台。四脚の上にステンメッシュが載ったタイプ。
42cm×42cmサイズ、薪をそのままON出来ます。
地上高が約30cmあるので芝を焦がす心配はありません。
メインの焚き火台についての記事ですが、使っていくうちに短所が見えてきました。
・薪をそのままON出来るが、ややはみ出ることもあり、ポロポロ燃えかすが横から下に落ちる
・火床が地面に近い
これらの問題点を解消です。
昼間のうちに集めた桜の小枝に着火。
桜は燻製チップとしては定番ですが、3cm以上の太さになると燃えにくくなるので、鉈で樹皮を削って燃えやすくします。
※焚き火をする時には大体10リットル以上の水を用意しておきます。いざという時に備えて。
今回は
岩谷マテリアルのウォーターバッグに5リットル、
プラスティパスに2リットル、
2リットルペットボトルが3本で計13リットル。
アルコールストーブ敗北。
風のため水が沸騰するには至りませんでした。アルスト愛用者が風防にこだわるわけですねー。
なら焚き火の上にケトルを突っ込めばいいんです。
気温は8度ぐらいですが、風が強くて寒い。
寒いのに!
燃えない薪!
この薪、某ホームセンターにて購入したものですが、シュウシュウと断面から湯気が出続け、なかなか燃えてくれません。
売り物の薪でこれ有り?
ジェル着火剤をこれでもか!とぶっかけて、火吹棒で強制燃焼させました。
まだか!
次だ!
こんにゃろう!
どうだ!
やっとこさ燃えてきました。
燃えにくい代わりに火持ちはヨシ!
ステンメッシュ、ほぼ灰が下に落ちません。ありがたい。
古代の人は炎の形を見て色々と占ったかもしれません。この画像、なんとなくギャオスの頭に見えます。
いつもならゆらゆらとする炎を見つめてまったり焚き火ですが、今回は燃えない薪との格闘でした。
焚き付け用の小枝をもっと集めておけばと反省。
1時に就寝。
薪との対戦……その興奮冷めやらずなかなか寝つけません。
静寂。
山を降りていけば国道があるので、たまに爆音トラックの排気音が遠くに聞こえますが、それ以外の音はなし。
そして時折り、野鳥が鳴くぐらい。
静かです。
4時に強い風とともに叩きつけるような雨。
めんどくさくなってテキトーにフライを張ったもんだから、バッサバッサと踊り狂います。
(ガイロープ張ってないなぁ)
(このテント、風洞実験とかしてるかなぁ)
(ムーンライトは風に強かったよなぁ)
(これもまぁコンパクトなドーム型だから、ふもとっぱらみたいに22m/sの風でも吹かない限り大丈夫だろう)
とか思いつつ再び眠りに落ちます。
5時半に目が覚め、二度寝して6時に起床。
既に明るくなっています。
フライはびしょ濡れ。
風が強いのでそのうち乾くでしょう。
そのせいか野鳥達も前回のディキャンプの時に比べておとなしめ。
寝る前にほぼ片付けて、外に置いてあったのはこのチャラついたキャンパーアイテムのみ。
フライにはシルバーコーティングが施されてるので、外は明るくても幕内は薄暗い。
ランタンはこれだけ。
パチゴールゼロとDAISOのランタン。
下のタイプは以前にすごく流行ってましたが、DAISO製は少し小ぶりで乾電池式。
乾電池式に安心感覚えるタイプなんです、私。
ランタン類はDAISOのポーチに収納。
外は強風、幕内で湯沸かし。
アルコールストーブに点火した途端、幕内がわっと暖くなりました。
これ、暖房としていけるかも?
(そりゃロウソク1本でも暖が取れるって話だし)
今はなきプリムス・スパイダーキットの後継。ガス缶側にバルブがあるのが大変よろしい。
ランチパック(ツナマヨネーズ)をホットサンドメーカーで焼きます。初めての試み。
外側がカリッとして美味しいではありませんか。
カフェラテ、タバコをゆっくり喫んでくつろぎます。
風が強くなってきたのでバタバタとはためくテントやグランドシートを片付けて、撤収。
終わった後に雨も降ってきました。セーフ!
近くに神社があるので、さっそく参拝。鳥居をくぐった瞬間、清浄な気配を感じました。
神気?
何ともありがたい。
野営の無事を感謝し、今後のこともよろしくお願いしますと。
ここ、野営地の中ではダントツに良い場所なので、これからもちょいちょい行うことになりそうです。